三砂堂漢方伝統医学研究室                    
電気式枇杷温灸器の登場
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●遠赤外線を使った電気式枇杷温灸器
 最近ではモグサを使用しない電気式枇杷温灸器が開発されています。この枇杷温灸器の最大の特徴は、モグサの熱に近い遠赤外線を発生させる電気ヒーターを内蔵してることです。枇杷温灸器の内部に設置された遠赤外線ヒーターによって、枇杷葉エキスを染みこませたカートリッジが熱せられて、枇杷エキスが気化して皮膚から吸収されます。さらに、遠赤外線による温熱効果や指圧効果も得られますので、3重の効果でツボ刺激を効率よく行うことが出来ます。
 これまで、枇杷温熱療法では棒モグサを使用するため、施術中に発生する大量のモグサの煙が問題になっていました。この電気式枇杷温灸器の登場で、これまで煙の問題で治療できなかった、入院中の患者さんも枇杷温熱療法の施術が出来るようになりました。また、病院、鍼灸治療院での施術も可能になり、民間療法の1つでしかなかった枇杷温熱療法が、広く普及するきっかけにもなりました。
 
 この電気式枇杷温灸器の基本部分を開発した方は、ヒーター専門メーカーの社長さんでした。ご自身が腰痛の持病があり、毎日棒モグサを使って枇杷温灸をやっていたのですが、あまりの面倒くささに嫌気がさし、ご自身で電気式温灸器を開発してしまったそうです。必要は発明の母と申しますが、私も毎日、鍼灸治療院で患者さんに使っていて、この枇杷温灸器はすごく扱いやすいと思います。
 確かにイニシャルコストは高いですが、ランニングコストは、僅かな電気代と枇杷葉エキス代しかかかりません。半年とか1年以上使うことを考えると、返って安くなると思います。何よりも、取り扱いが簡単なので、枇杷葉温熱療法を継続できる点が、最大の特徴かもしれません。

 この電気式枇杷温灸器は商品名「ユーフォリアQ2」といい、服部ヒーター社製造され、ティエスアイ社から販売されています。
また、電気式枇杷温灸器「ユーフォリアQ2」は、医療用具として、厚生労働省の許可を受けている家庭用医療機器です。