三砂堂漢方鍼灸院    
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東洋医学関連リンク集












●日本の鍼灸治療の現状
 中国の医療現場では、鍼灸は内科・婦人科・小児科・泌尿器科・外科などに広く応用されています。特に、内科・婦人科・泌尿器科などは、最初から鍼灸外来を受診することも多いのです。これは、鍼灸師が中医師として、西洋医師と同等の国家資格を与えられ、また、国民は鍼灸を医療として認識し、信頼し、深く医療現場に根付いていることにほかなりません。
 しかしながら日本では、針灸治療に対する認識が非常に低いのが現状です。患者側から見れば、疲れたので指圧か鍼灸にでも行こうか、または肩が凝ったので針でも打ってもらおうか程度の認識です。
 一方施術者の側からみても、医療機関や鍼灸整骨院では、法律上は医師の同意書なしに鍼灸の保険治療は出来きないため、事実上無料治療を行っているのが現状で、ほとんどが運動器系疾患に対する刺激療法としての局所治療しか行われていません。  そして、歴史的に明治以降鍼灸は漢方薬と共に排斥されたため、未だに鍼灸治療を医療類似行為として制限している法律上の問題があります。
 
●現代医学の盲点
 ところが、現代人の健康状態に目を向けて見ますと、日本人の病気は、感染症中心から、糖尿病、ガン、虚血性疾患、自己免疫疾患など、慢性病へと変化しています。感染症のように病気の原因が明確でないこれらの慢性病に対して、現代医学では、適切な治療方法が確立されているとは言い難いのが現状です。
 現代医学は、分析の医学です。病気の原因を、細胞に求め今ではDNA解析などにみられるように、分子レベルにまで到達しています。
 しかし、私たち人間を含めた多細胞生物は、一個一個の細胞は特定の働きをするように機能的に分化しています。果たしてこれらの細胞を調べたところで、果たして病気の原因や治療法は見つかるのでしょうか。
 私たちの身体は、これら60兆個の細胞がバラバラに勝手な動きをしないように、全体としての統一を図るためのシステムを持っています。そのバランスシステムが、自律神経系であり、ホルモン系であり、免疫系なのです。私たちは今、生活習慣の大きな変化から、これらのバランスシステムのどこかに失調が起こしています。現代人の身体を苦しめている様々な慢性病の多くの原因は、このバランスシステムの失調にあると言っても過言ではありません。

●鍼灸治療の基本は、陰陽のバランス
 東洋医学の中でも、鍼灸治療は、身体のバランス調整が最も得意な治療方法と言えます。東洋医学でも、鍼灸の治療の基本は、陰陽のバランス調整です。鍼灸は、身体のバランスばかりでなく、精神とのバランス、季節とのバランス、地域性とのバランスまで考慮して、統合的な治療を行います。これが東洋医学で言われる「整体観」と呼ばれるものです。たった1本の針と小さなもぐさだけで、治療が出来るなんて、とても不思議なことと思いませんか。しかし、ここに東洋医学の本質が隠されているのです。

●鍼灸治療に対する国民の意識の変化
 現在ではこのため、アメリカでは、鍼灸・漢方薬を中心とする代替医療を法律で認めました。この鍼灸治療に対する期待は世界に波及し、日本にも影響を及ぼしています。
 日本の国民の一部も、鍼灸治療に高い関心を寄せるようになり、当院でも、五十肩、腰痛などの運動器系疾患だけでなく、腎疾患、肝疾患、循環器疾患、糖尿病など内科系の慢性疾患ついても、患者さんが鍼灸に高い関心を示されるようになってきました。
患者さんは辛い症状の緩和を鍼灸治療に求め、訪れてきます。
 
●鍼灸治療は未病治
 鍼灸は慢性化した症状の改善に大変効果がありますが、実は、鍼灸の最も得意とするのは、「未病治」です。「未病」とは、半健康の状態で、身体に機能的な異常があり不快な症状があるものの、病気には至っていない状態を言います。しかし、この状態を放っておくと、やがて本格的な病気になってしまうのです。この未病の状態で鍼灸治療を行うと、病気を予防することが出来るのです。これを「未病治」(未だ病にならざるを治す)といいます。古典の中では、未病を治療する医師を成人と呼び、最もレベルの高い医師と記されています。
 慢性病、体質病は、予防以外に手だてがないとも言われています。毎年一兆円以上の増加している医療費の抑制には、もはや予防医学以外にありません。鍼灸医療による未病治が展開されれば、医療費の膨張に歯止めがかけられると共に、国民の健康維持増進に役立つ21世紀の医療なのです。

●三砂堂の鍼灸治の特徴
 三砂堂漢方鍼灸院では、中医学の整体観に基づいく、鍼灸治療を行っています。中国人と日本人には、遺伝的に、また気候風土生活習慣による体質の違いがあります。
 中医学のすばらしい理論はそのままに、治療に使う針などの太さ、形状、刺激量などは日本人に合わせた、独自の治療方針で、患者さんの体質に応じた治療を行います。
 また、鍼灸は、気胸や感染症に注意すれば、非常に安全な治療法です。三砂堂漢方鍼灸では、院衛生管理がとても大切に考えています。ディスポーザブル針(使い捨て針)を使用することは当然ですが、針は、シングルユース(1回使い切り)にしています。一度背中に刺した針をまた、お腹に刺すなど、1回の治療の間に何度も同じ針を使用することがあります。三砂堂漢方鍼灸院では、一度体内に刺入した針は、全て廃棄しています。
 さらに、針やアルコール綿花を入れるシャーレ、シーツは全てディスポーザブルのものを使用しています。また、針や皮膚に触れる指には、指サックを使用して、衛生管理の徹底を図っています。